「農家さんにインタビュー」
百姓天国のこと、普段の生活のこと、
農業と共に暮らす日常についてお話を聞かせて頂きました。
飯石郡飯南町で農業を営んでいましたが、集落の水没をきっかけに平成3年 大田市に移り住みました。集落からもっと街の方へ出て行った人もいましたが、私は農業が出来るところに来られてよかったです。現在は百姓天国でオペレーターを務めています。
オペレーター 山下
5:00頃 起床
7:00頃 ハウスや倉庫で作業、準備
8:00頃 外に出て畑や田んぼの作業
↓
18:00〜18:30頃 作業終了
その後ミーティング
家にかえって夕飯を作って家族と食べる
22:00頃 就寝
春の時期は米の苗を作らなければいけないので、朝日が出る前に1時間かけて水やりをし、ハウスの状態をチェックします。
苗がうまく育たないとその年の米が作れないので、失敗は許されません。8時からの作業に支障が出ないように、この時期は朝の時間が必然的に早くなります。
25〜70歳ぐらいの幅広い年齢構成と、20軒程度の集落ですが、皆に活気があるところです。集落皆で農業をやろう!という意識が強く、農業以外の仕事を持っている人たちも自分の休みの日には都合をつけて農業を手伝ってくれます。男性陣は主に米、女性陣はこんにゃく・おもちなどの加工品を作る分担になっていますが、大変な所は皆で協力し合って作業をしています。
また、皆でやっているからこそ出来ることがたくさんあります。ただ普通に米を作っても面白くないので、誰かが「こんな物があればいいな」と思ったら、それを皆で相談して実際に作ってみます。個人で農業をやっているとなかなかそのようなことは出来ませんが、法人化して皆で仕事をすることで、様々なアイデアや、試行錯誤して新しいことにチャレンジすることができます。
最近は消費者の意識が量より質になってきているので、生産者もその考え方にできる限り近づいて、やれる範囲でやれることをやろうと、皆で工夫して頑張っています。
昔はカメラが趣味でしたが、最近は忙しくて出来なくなってしまいました。でも携帯のカメラで写真を撮るのは好きなので、普段から色々な物を撮っています。
仕事が終わったら、家では毎日夕飯を作っています。凝った食事ではないけれど、カレーや煮物や焼き魚など、一通りの物は作れますよ。料理が日々のストレス解消になっています。